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うたかたの日々 [本についてのお話]

みなさん、こんにちわ。
今日はとても暖かい1日でしたね!日中は暑いくらいでした!
明日は早朝は寒いようですが日中は今日と同じく暖かい1日になるそうです!

今日は改めて公園や家々のお庭に咲くお花達の綺麗さに気付きました!
外を歩く時に冬の冷たい空気の中ですと、歩くことに一生懸命になってしまい、回りのお花や木々をゆっくり見ることができなかったからだと思います。
とても気持ちよさそうにお花が風に揺れて、葉もきらきらとしていて、お花達にとって最高の季節なのだなと思いました。

今回は綺麗な自然の風景を見て思い出した本を紹介させて頂きます。


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うたかたの日々 ボリス・ヴィアン著  伊藤守男 訳
出版社:早川書房(ハヤカワepi文庫)

裕福で明るく爽やかな青年コランと美しい少女クロエが出会い、恋に落ちるという初々しくて素敵なラブストーリーなのですが、この美しいクロエは肺の中に睡蓮が生長するという奇特な病気にかかってしまいます。
この病気自体を想像するだけでも、病気ながらも美しい描写が心に広がるのですが、この小説全体に所々他に見ない特別な表現をしています。
例えば、コランとクロエの初めてのデートの表現を紹介させて頂きます。

「小さなバラ色の雲が一つ、空から降りてきて、彼らに近づいた。雲が二人をすっぽりつつんだ。中に入るとシナモン・シュガーの味がしていた。」

独特な表現の中にも、初めてのデートのうきうきした甘い雰囲気が面白く伝わってきます。

他にもとても好きな表現があるのですが、ぜひみなさんもこの小説の中で味わって頂きたいのでご紹介は控えます。

是非読まれて下さい!詩集と小説を同時に読んだような美しくも切ない世界を体験できます★




ほとんど記憶のない女 [本についてのお話]

みなさん、こんにちわ。
日中はどうにか暖かさを残しておりますが、夜は完全に寒くなりましたね!
11月も今日から後半です。

今回は本の紹介をさせて頂きます!
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『ほとんど記憶のない女』/『Almost No Memory』 リディア・デイヴィス著 岸本佐知子訳  発行 白水社

51編の短編から成る1冊です。
「読んだあと、世界が違って見える」という見出しが目に付き、気になって手に取り、最初の1編をその場で何気なく読んだのですが、これは買わねばと納得して家に帰り読み出しました!

とても面白い本で、三行ほどの本当の短編もあれば三十頁から成る物語もあり、内容も本当に様々です。
共通して言えるのは、読後、独特な不思議な世界を垣間見たはずなのに、これは自分自身も心の中で考えていたけれどきちんと言葉にしたことがなかった漠然とした気持ちで、それがとても巧みな言葉達で文章にされていていることに気づくことでした。
この話はこの気持ちだ!と気付く時の感動と切なさは、楽しくも不思議な気持ちでした。

当たり前に使われる言葉や行動の1つ1つに、理由や理屈を考えるエッセイ風の話が多いのですが、その答えに辿り着くまでの独特なプロセスにはまってしまいクセになります!

是非ご覧下さいませ!

少年は残酷な弓を射る/We Need to Talk About Kevin  [本についてのお話]

みなさん、こんにちわ。
もう秋ですねとやっと言えます!朝起きる時に心地良く肌寒い風が当たり幸せな気持ちになります。
しかしながら、風邪を引きやすい時期でもありますのでお体に気を付けてお過ごし下さいませ。

今回は最近読み終えてしまい、本の世界から一度出てしまったことがとても寂しくなってしまうような、深く衝撃を受けた本をご紹介させて頂きます。
お気に入りの作家さんの本、感動して心に残る本、ドキドキするミステリーな本、そして今までこのブログで紹介させて頂いた本…どれも大切な本たちです。

でも今回紹介させていただく本は、出会ってしまった!とあっという間に心をつかまれ、どうしよもなく引き込まれて抜け出せなくなる本でした。

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少年は残酷な弓を射る/We Need to Talk About Kevin(原題)
著者 ライオネル・シュライヴァー  翻訳 光野多惠子、真喜志順子、 堤理華
上巻・下巻とあります♪アメリカでは2003年に発行されていますが、日本はなんと今年2012年に初めて発行されました。映画が公開されるので発行に至ったのでしょうか?
本当に翻訳され、発行され、出会えて良かったと心から思います。



この小説を原作に映画が作られて日本でも今年の春先に公開されました。
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監督リン・ラムジー イギリス・アメリカで製作された映画です。
主演は『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』では白の魔女を演じたティルダ・スウィントンです。この美しい息子はエズラ・ミラーという新星の実力派俳優が演じています。


キャリアウーマンの女性エヴァ カチャドリアンとその美しく賢い息子ケヴィン カチャドリアンの二人の稀有な関係を中心に、家族なら当たり前のようにあると思われている愛情を問うお話です。
母のエヴァは人生をかけてきた仕事とハンサムで太陽のように明るい夫を心から愛していると実感できますが、なぜか息子のケヴィンを心から愛しているとは思えないことに気付いてしまい途方にくれ戸惑います。
その気持ちはケヴィンがお腹の中にいる時からすでに感じていて、他の妊婦の女性のように喜び楽しむ気持ちを持てないでいました。妊娠中の精神的な不安からくるものだと信じようとしますが、実際にケヴィンが生まれると、それは気のせいや気の迷いではないと実感します。
そんな母親の本当の心をお腹の中にいる時から感じていたのか、それともすでに母親のことならすべてを解っていたのか、ケヴィンは生まれながらにエヴァに悪意のある反抗心と彼女を苦しめることに異常なまでの執着心を見せます。
ケヴィンはエヴァが抱き上げても泣き止まず、父のフランクリンが抱くとすぐに泣き止み笑顔を見せます。
エヴァと家に二人きりのときは黙ってにらみつけるばかりですが、フランクリンが帰宅すると顔を輝かせ「今日はどんな写真を撮ったの?」と父の仕事の話を聞きたがる可愛い息子に変身します。
この関係性はケヴィンが大きく成長するにつれて深く残酷なものとなっていきます。
エヴァは何度も本当のケヴィンについて夫に相談します。けれども、夫は素直で自分に忠実でなついているケヴィンのことをエヴァが言うような残酷な悪魔のような冷たさを隠し持っているなどとは到底信じることができません。

私のつたない説明ですと、エヴァもケヴィンに相応の報復をしているように感じるかもしれませんが、そうではありません。
息子に反抗され続けても、エヴァはケヴィンへの愛情を放棄するわけではなく常に努力を続けます。その愛情が夫や仕事や第二子の天使のような娘への愛情とは何かが違っていたとしても、ケヴィンを恐れながらも愛していました。
そして、ケヴィンが16歳の誕生日を迎える3日前に、ケヴィンがある事件を起こします。
この事件をきっかけにケヴィンが生まれてからエヴァとケヴィンの間で本当は何があったのかを夫に手紙を書き語り続けるという、夫に宛てた手紙という一人称視点の形式で文章が書かれています。

上下巻から成る長編の作品でしたが、読み終えたくないと思ってしまいさらにゆっくり読むことで、いつもの読書時間より何十倍もかけて読み進めました。

秋の夜長、そして読書の秋にぴったりですので、とてもとても重いお話なのですがもし興味を持って下さったらご覧頂けると嬉しいです。

そして食欲の秋はどうぞ一六珈琲店で食欲を満たして頂けると嬉しいです!

                              スタッフ***





夏になると思い出すお話 [本についてのお話]

みなさん、こんにちわ。
先週の週末は雨が降りつつも涼しく過ごしやすい気温でしたが、今日は一気に猛暑の一日となりましたね。
やはり7月も終わりになると日差しが強く夏の本当の力が発揮されてきますね…

今回は夏になると、ふと思い出すお話をご紹介したいと思います。

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大好きな江國香織さんの小説「すいかの匂い」新潮文庫出版です。
11人の少女の夏の思い出をそれぞれ描いた短編集です。
どのお話も不思議で少し(中にはとても!)怖くてドキドキします。
秘密にしたい怖かった思い出を、少女ならではの純粋な気持ちで語られるのが残酷なのですが、少しでも少女達の話を知ってしまうと最後まで聞かずにはいられない特別なお話たちです。

私は特に最後の「影」という話が好きです。
一番好きなのですが一番怖い話でした。

話を読み終えて、この『影』という題名の深さに改めてゾクッとしたのを覚えています。
この話が11話目にあることがさすがだなと思ってしまいます。

毎年夏になるとなんとなく思い出して本を手に取り、「影」だけを読み返し一人で少し怖くなっています。

みなさんも是非ご覧になって下さい。

                          スタッフ***

夜想曲集~音楽と夕暮れをめぐる五つの物語~ [本についてのお話]

みなさん、こんにちわ。
最近毎日のように雨が降りますね。昨日も突然の雷にびっくりしました。
今日もまた雨が一時降るようですね…

今日は以前ご紹介しましたカズオ イシグロさんの短編集をご紹介させていただきます。

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夜想曲集~音楽と夕暮れをめぐる5つの物語~ 出版ハヤカワepi文庫

長編作家として知られているカズオイシグロさんの「短編を書くつもりで短編を書いた」という、初の書き下ろし短編集です!

「老歌手」「降っても晴れても」「モールバンヒルズ」「夜想曲集」「チェリスト」

どの話も音楽がとても重要な役割を果たしていて、副題の夕暮れをめぐるという部分は昼から夜に変わる一瞬の転換期を示しているようで、5つの話の各登場人物の重要な転換期が音楽を通して描かれています。この5つの物語でカズオイシグロさんの描く世界は、大人のユーモラスと人生で大切にしているものを誰と分かり合えるのかと問いかけてくる深い世界でした。

特に心に残ったのはコメディタッチで思わず声を出して笑いそうになってしまう「降っての晴れても」と「夜想曲集」です。けれども、読後は切なさが残り複雑な気持ちになれるのが心地良かったです。

短編なので読みやすいですが、しっかりどの人物達も心に残って、時折ふと思い出してしまう作品です!
是非ご覧になられて下さい!
                     スタッフ***


わたしを離さないで [本についてのお話]

みなさん、こんにちわ。
今日は一日雨が降っていましたね。久しぶりに湿度のあるじめっとした空気に、これから待つ梅雨を思い出させました。

今日は最近読んだ本でとても心に残った本を紹介させて頂きます。

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『わたしを離さないで』カズオイシグロ著 土屋政雄訳 早川書房出版

この物語はイギリスが舞台で臓器移植をするためだけに育てられている少年少女の物語です。
両親を知らず、独特の規律に包まれた全寮制の学校で自由に外にも出れず過ごしています。
この残酷な設定を最初は違和感と恐怖を持ちながら読み進めていたのですが、リアリティ溢れる登場人物達の言葉や行動にだんだんと本当にあったことなのではないかと信じてしまいそうになり不安になりました。

この世界に閉じ込められている一人の少女が語り手です。
学校での思い出を中心にその後卒業して使命を全うするまでの短い命を淡々と語ります。
自分が中学生・高校生の時に感じていた気持ちをやはりこの少年少女達も持っていて、全く別次元に生きている少女達の日常が身近に感じられました。
国や環境が違っても、10代特有の感情はやはり共通するものなのですね。

読み終えた後とても切なく悲しいのですが、さわやかな感動と人の命について深く考えさせられる本当に素晴らしい本です。

作者のカズオイシグロさんは長崎県出身のイギリス人作家です。5歳の時に渡英し、1989年に長編小説『日の名残り』でイギリス最高の文学賞ブッカー賞を受賞しました。現在もロンドン在住の大好きな作家さんの一人です。

この『日の名残り』を読みとても感動しファンになりました。
『わたしを離さないで』は映画化もされているので観たいと思います。

みなさんも是非ご覧になられて下さい。
                  スタッフ***




羊たちの沈黙 [本についてのお話]

こんにちは。みなさんお花見はしましたか?
満開だった桜も散り始めて、ますます暖かくなってきました。

今日は本のご紹介です。

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『羊たちの沈黙』 トマス・ハリス 高見浩訳

FBI訓練生クラリス・スターリングは、連続殺人事件の捜査の助言を得るべく、精神異常犯罪者用病院に拘禁されているハンニバル・レクター博士を訪ねます。対話から得た彼の助言から、クラリスは徐々に犯人に迫っていくことになります。

映画化もされたミステリー小説です。有名な作品ですから、ご存知の方も多いかと思います。
最近、新訳版が出たので読んでみました。旧訳版は私には読みにくくて途中でやめてしまったので…

レクター博士とクラリス捜査官の関係、つまり、天才的な凶悪犯罪者と助言を求める捜査官、という関係は、日本のドラマなどでもしばしば目にします。おそらくはこの二人が最初なのでは?と思いますが。
中でもやはり、この二人の関係に、わたしはなにか惹かれてしまいます。緊迫感のある二人の対話にはいつもどきどきします。

小説版は、映画版よりもクラリスが核心に迫っていく様子が丁寧に描かれていると思います。映画版では、レクター博士はスクリーンにトータルで15分も登場していないそうですが、存在感は抜群です。
小説を読んだら、映画を観たくなってしまったので、DVDを借りてこようと思っています。(スタッフ@)

 [本についてのお話]

みなさん、こんにちわ。
今日は日中は日差しが暖かく気持ちが良かったですが、夜は冷え込みますね。
そして、最近とても乾燥していることが肌からひしひしと伝わってきます。

12月に入ると、本当にあっという間に最後の1ヶ月が過ぎてゆくように感じます。
12月を師走とは本当に上手く言ったものだなと実感します。

今日はお休みをいただいていたので、部屋の片付けを本格的にしていました。
本や雑誌を片付けていると、処分するか考えるために開いたはずが、つい、つい、読み入ってしまい時間があっという間に過ぎていて、一人で苦笑いしてしまいます。

今日はそんな片づけ中から見つけた、大切にしているお気に入りの1冊を紹介させて頂きます。

『Pooka+ 』酒井駒子 小さな世界
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絵本の情報雑誌『pooka』の姉妹本のような、一人の作家さんに焦点を当てたビジュアルブックです。

とても繊細で美しい絵と幻想的なお話を書かれる絵本作家、酒井駒子さん特集の本です。
『よるくま』や『金曜日の砂糖ちゃん』、『ビロードのうさぎ』等のたくさんの素晴らしい絵本を作り出しています。

本屋さんで、酒井駒子さんの絵を見かけられた方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

絵本コーナーにはもちろん、書籍の表紙や雑誌の挿画のお仕事も多くされているので、色々なコーナーで酒井駒子さんの絵を見かけられます。
酒井さんの絵があると、つい手に取ってしまいます。

今回の『Pooka+ 』酒井駒子 小さな世界では酒井さんの今までの作品紹介やこの本のために作られた10個の短い文章とそれに合う今までの作品の絵が掲載されています。

夜・ぬいぐるみ・団地・箱・家出・風船・乗りもの・鳥・おかあさん・雪

この選ばれた10の言葉それぞれにそっと一言添えてあるのですが、それが本当に良いのです。
短い文章の中で多くを表現しなくてはならない絵本作家さんならではの深い文章です。

特に私は『夜』の言葉が好きです。

『夜』  昼間でも、夜のことを思ってる。
『夜』の箇所に使われている絵もとても好きです。
酒井さんの絵が、少し寂しげで暗くて、でも美しく儚い夢のような世界観を持っているので『夜』というイメージにとても合うと思います。

『Pooka+ 』の表紙をめくるとすぐにこの『夜』があるのですが、もうこれを見た瞬間に、早く家でゆっくり読もうとレジに走りました。

『夜』以外の言葉もすごく楽しく素敵です!

みなさんも、是非見て下さい。2008年に発行されましたが、人気で今なお本屋さんで平積みされているのを見かけられます。

実は『ビロードのうさぎ』はお店のブックラックに置いてあるので、手に取られて見て下さい。
(スタッフ***)








金平糖の降るところ [本についてのお話]

みなさん、こんにちわ。
室内にいると日差しが暖かくて眠気を誘いますが、実際に外に出ると空気の冷たさに身が怯みます!

今日は最近読んだとても面白かった本を紹介させて頂きます。

『金平糖の降るところ』江國香織著 小学館
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ブエノスアイレス近郊にある日系人の街で育った美しい姉妹を中心にその姉妹に魅かれた人たちの人生を描いたお話です。
語り手は、姉、妹、姉の夫、妹の娘と交互に変わり、それぞれの視点で語られて物語が進んでいきます。
複雑で一般的には認めてもらえないような恋をそれぞれが抱え悩んでいるのですが、登場人物たち皆が純粋で正直なので読んでいて気持ちがいいほどでした。

私は美しい姉妹に対して、妹が自由奔放で強気で姉に対し少し反抗心があるイメージが最初はあったのですが、最後まで読むと姉の頑なさといつまでも恋をする気持ちをやめられないでいる女性としての自由さがしっかりと伝わり頼もしかったです。本質的な違いはもちろんありますが、やはり姉妹なのだなと思いました。

恋愛を通して、家族関係、人生の価値観等たくさんのメッセージが詰まっています。

そして、いつも作品の題名が抜群だなと思うのですが、今回の『金平糖の降るところ』もすごく素敵ですよね。題名に触れる内容が本文で出てきます。幼い時の姉妹の会話から生まれています。みなさんも是非読まれて確認してください。
姉妹の美しさは、その自由な感性からも浮き出ているのだなと思いました。

江國さんの作品を読み終わると、いつもその世界が濃厚でなかなか抜けられなくなりぼんやりしてしまいます。本を読む楽しさを本当に感じさせてくれる大好きな作家さんです。
(スタッフ***)



読書の秋 [本についてのお話]

みなさん、こんにちわ。
今日は雨の1日でしたね。気温も下がり、もう何か1枚羽織らないと肌寒いですね。

朝、お散歩がてらにお買い物をすませた後は、久しぶりにお家にこもって読書をしていました。
今日読んでいた本は井上荒野さんの作品で『ベーコン』という本です。
食べることにまつわる10話の短編集です。(☆単行本は「トナカイサラミ」が未収録なので9話です。)
恋愛や家族の話を食べることを通して語られるのですが、それがどの話も、それぞれにぴったりのお料理を選んでいて面白いです。
「ほうとう」「クリスマスのミートパイ」「アイリッシュ・シチュー」「大人のカツサンド」「煮こごり」「ゆで卵のキーマカレー」「トナカイサラミ」「父の水餃子」「目玉焼きトーストにのっけて」「ベーコン」
目次を見ているだけでもなんだか素敵じゃないですか?

私は特に「大人のカツサンド」が好きでした。
私の中では、この作品集で一番切なくて繊細で、登場人物達のその後の想像が膨らむお話でした。そして1番食べたいお料理もこの「大人のカツサンド」です!
そうそう、このお話にはアイスコーヒーとコーヒー牛乳も出てきます***

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        井上荒野『ベーコン』 集英社文庫

井上荒野さんはとても好きな作家の一人です。一番最初に手に取ったのは『誰よりも美しい妻』という小説です。題名に魅かれて購入しました。どんな妻なのだろうと…
ドロドロと言ってしまえるほど複雑などうしよもない恋に悩んでいる登場人物達なのですが、文体や表現が常に静謐で上品なので、読み手の私は淡々とその世界の現実を見ているような不思議な感覚を味わいました。
この作品を読み、ファンになりました。
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       井上荒野『誰よりも美しい妻』 マガジンハウス

他にもたくさんの著書があります。島清恋愛文学賞を受賞した『潤一』や直木賞を受賞した『切羽へ』等…

まだ全作品は読めていないので、これから読むのが楽しみです。

みなさんも読書の秋に是非ご覧になってください。(スタッフ*)








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